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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第18章 千代に八千代に………


「はぁ…とりあえず風呂…
起きてられたら食べる…」

ため息を吐いた蛍が
リビングを出ようとした時

『蛍くん!!』

姫凪が蛍を呼び止める

「ん?なに?」

『凄くカッコヨカッタ!
ドキドキしてキュンキュンして
あの試合の間は
姫凪、蛍くんに
ベタボレだったよ!
約束守ってくれてアリガト!
蛍くん!大好き!

おめでとう!!』

姫凪が蛍に飛び付いて
グリグリと頭を擦り付け

引き寄せて
オデコにチュッと
キスを落とす

「バカガキ…
…痛いよ…怪我人なんだから…」

『あ!ごめん!』

姫凪が身体を離すと

「アニキ、ごめんね。
今日だけは許して

………姫凪
キミが嬉しいと
僕も嬉しい

約束守れて良かった

アリガト、大好き」

蛍が姫凪を抱き締めて

チュッとギリギリ唇から
外れた所に
キスを落とした

「け、け、蛍!?」

「これでホントに最後。
ごめんね?二人共。
夜は耳栓して寝るから
どうぞお仕置きご自由に」
 
俺と姫凪に
いつもの調子で笑いかけ

スタスタとリビングを
出て行く
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