第4章 たかが恋?
「乗って?俺ら目立ち過ぎ。なんか
援交に見られてそうで怖い(笑)」
明光くんが手を離して助手席を
ポンポンと叩く
『ホントだ!明光くん捕まるじゃん(笑)』
笑いながら車に乗り込むと
「おい!擁護しろよ!(笑)
なに被害者面してんだ!こんにゃろ!」
明光くんが私の頭をグシャグシャと乱す
『ちゃんと庇うからー!やーめーてー!
山姥みたいになるじゃん!ばかー!』
明光くんの手をパシパシ叩くと
「なんでも可愛いから良いんじゃね?」
手を止めた明光くんが
私の目を見つめて身体を
引き寄せた
『こらこら…そんな事しちゃ
ダメですよ?明光くん?』
やんわり拒否して
身体を離すと
「姫凪さんが可愛い顔して
誘ってきましたー!」
と再度身体を引き寄せる