• テキストサイズ

白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第4章 たかが恋?


蛍くんは優しい
こんな私に
とても優しい
嬉しくてたまらないのに
なんでこんなに苦しくなるの?

蛍くんが優しくしてくれるの
願ってたんじゃなかったの??
ねぇ、なんでよ。


学校が終わり
蛍くんはバレー部へ
私はいつもとは逆の道
校門へ向かう 
別れ際に蛍くんが

「じゃあ、また後でね」

と、言った時の顔が
ヤケに印象に残った
心配そうで
少し寂しそうに見えたから

『うん…帰り電話する……!』

なるべく明るく言ってみたら

「LINEでいいよ。面倒くさい」

いつもの蛍くんの顔に戻った気がして
少し嬉しかった
/ 2295ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp