第4章 たかが恋?
「…別に要らない」
『んー…そっかぁ…』
「それより早くして
遅刻するから」
『はーい…行ってきます!』
先に出た蛍くんに並んで歩く
「今日何時にアニキくるの?」
『終わったら電話する…かな?』
「そう…じゃあ今日は
練習見に来ないんだ」
蛍くん?
『寂しい??』
なんてね?ここで毒舌貰って
またいつも通り………
「寂しいよ、布施来ないと…」
って。なんで今に限って
毒舌来ないかな…
対処の仕方わかんないから………
『あ…じゃあ…ホント
早く帰るから…』
「門限破ったらお仕置きだからね?」
困ってたのが伝わったのか
蛍くんは笑いながら
私の頭をなでる