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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第17章 永遠に………


まだ疑いの眼差しを向ける
及川さんを残して

姫凪の手を引いて
その場を去る

繋いだ手がやけに熱い

ダメだ。頭を冷やさなきゃ。

姫凪はもう
僕のじゃない…

『蛍くんゴメンね?
ああ言わないと
退いてくれなさそうで…
怒ってるの?』

姫凪が
僕の顔を
不安そうに見上げてくる

僕のじゃないって
分かってるのに…

僕が映る目に
吸い込まれそうになる
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