第4章 たかが恋?
「そんなエッチな顔して(笑)
僕食べられそうで怖いー」
ニヤニヤと笑う蛍くんに
『ちょ!そんな事しないもん!
蛍くんこそ!あんなイッパイ
ちゅーしたくせに!姫凪の事
襲わないでよ!』
咄嗟になんかいつも通りの
反応しちゃって
「はぁ?なかなか意地張って
布施が仲直りしないからでしょ?
僕だけのせいにしないでくれますかー?」
蛍くんが私のほっぺたを
ぎゅーっと抓った
『いひゃい!蛍くんひろぃー!』
「何言ってる全然わかんないんですけどぉ?」
ハハハって笑う蛍くんが
もう一度私を抱き寄せ
「大人しくしてなよ?抱き枕」
と、耳元で囁く