第4章 たかが恋?
「それ…仲直りしてくれたって
事で良いよね?」
嫌悪感と羞恥心で
真っ赤になる私に
唇を離した蛍くんが言った
『え?う、うん?』
「なにバカみたいな顔で
こっち見てんの?ほら寝るよ?」
蛍くんは何事もなかったように
ゴロンと寝転んでメガネを外す
『え?あ、はい………』
つられるように横に寝転ぶと
「定位置、ここでしょ?」
蛍くんの胸の中に収められる
ドキドキが激しくなる
反応してしまった身体が熱い
ホントだめ!これ以上されたら
シャレじゃ済まなくなる!
「ちょっと…襲わないでよ?」
『はい?』
それ、蛍くんが言っちゃう!?