第4章 たかが恋?
『…や、だめ、蛍……』
セリフは尽くキスに邪魔される
「息上がってきてて聞こえないよ
キミの声……」
色っぽい蛍くんの声
自分でもわかる身体の変化が
イヤで首を左右にふる
蛍くんのキスで気持ちよく
なっちゃうなんて…
やだ……
恥ずかしくて死にそう…
「布施…こっちおいでよ……」
蛍くんが私をベットにのせ
自分も横に座る
『蛍くん…あの……』
「なに?あぁ…まだ足りないの?」
蛍くんの唇が近付いて来る
『や…ん、らめ……』
ダメとかいいながら
自分でも唇を近づけてしまう
微かに動かしてしまった
唇がイヤだ
これじゃ本当に発情期じゃん…