第4章 たかが恋?
「ホント、キミって誰にでも
好き好き言って…」
『じゃ!蛍くんは大好き!!』
「そういう事じゃないんだけど…」
苦笑いする蛍くんが
なんか昔よりも優しく感じて
更にキツく抱きついた
「布施…今日は?」
あ、今日も夜が来るんだった…
『もしかしたら…また
一緒に寝たいって言うかもしれない……
あ…でも電話してみる……』
多分帰ってこない…
しばらく来れないって
いってたし
でも一応聞いてみようか………
慌てて携帯を取り出すと
「いいよ。聞かなくても。」
蛍くんがソレを取り上げて
私に言った