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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第1章 アニキの元カノ


「さ、俺も風呂〜。姫凪
風呂上り何か飲みたいから作ってて〜」

甘えた声で布施にいって
アニキはキッチンから去る

『蛍くん、ごめんね?えっと…
脱い…じゃダメだから…洗って返す!』

「あっそ…」

『あ!アイロンもかけるよ!』

「ふーん…」

『…だから怒らないで?ごめんね?』

なんでこんなにビクビクしてんの?

「あのさ、別に怒ってないし
そんな顔されたら僕が虐めてる
みたいだから止めてくんない?」

『う…うん…ね、蛍くん?』

「何?怒ってないか?って
質問されたら怒るよ」

『はい………』

あーぁ。図星なの?
また泣きそうな顔して。

「…チッ……怒ってない。全く全然
1ミリも怒ってないから」

僕の言葉に目を輝かせて僕を見る

『良かった…姫凪蛍くんに
嫌われたかと思った…良かった…』

そして何度も良かったと繰り返して

『蛍くん、大好きだよ♡』   

僕に倒れこんできた
なに!?コイツ何してんの?!
なんで布施が僕に
抱きついてるの?
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