第4章 たかが恋?
ごめんね?蛍くんは
こんなに優しいのに
私はいつも
自分勝手で
何回目かのごめんねの後
フト蛍くんにきいてみた
『ちゅーも…ゴメンネ?
イヤじゃなかった?』
嫌いならイヤだよね?
ちゅーなんか…
「嫌なら2回目ないでしょ?」
蛍くんの答えに
私の中でかすかな期待が生まれる
蛍くんに嫌われてたとか
勘違いなんじゃないかって。
『蛍くん…手繋いでいい…?』
「………イヤだ」
期待早くも撃沈!?!
『あ、ごめん。言ってみただけ!』
と、思ったら!
「これならしてあげる」
ちょっと!これはダメ!
ギューって!!
こんなのされたら!!
期待しすぎるから!