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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第9章 羅睺


彼が…羅睺??

大凡そうは見えない

ニコニコと笑い
僕に歩み寄ってくる

「ねぇ?お姉ちゃんのお友達??」

「え、あぁ。月島、蛍。」

「あ!そうそう!蛍くんだ!!
ごめんね!お姉ちゃんは
僕が呼び戻しちゃったんだ!
日本に久々に帰ったのに
家にお手伝いさんしか居なくて
寂しくて…ゴメンナサイ…
寝てるんだけど…起こしてこようか?」

情けなく眉を下げて
俯く顔は
姫凪がさみしい時に
する顔と被って

「いや…帰った理由が分かれば…
…また姫凪が起きたら
迎えに来る…」

取り戻せって言われたのに
一瞬心が痛んだ
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