第3章 些細な変化
『??蛍くんは安全で
他の人は危険なの?』
「そうそうー。気を付けなよー?
キミ弱っちいんだから」
『わかった!泣いても
迷惑はかけません!』
…ねぇ?
そういう事じゃないんだよねー
その前の段階を
気を付けろって事なんだけど。
「なんで泣かされる前提なんだよ」
『あ、ホントだ!(笑)』
これだから心配なんだよ
「ホントバカ過ぎて
逆に神だよね」
『酷いなー!姫凪
弱っちいんでしょー?優しくして?』
「してるでしょ?ほら…」
離すのが怖くなる
布施を抱きしめて
髪の毛を撫でると
『蛍くん大好きー♡』
ニコニコしながら
お決まりのセリフを吐く
その好きが
ただのLIKEだとしても
僕は言われる度に嬉しくなって
キミをもっと好きになっていく