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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第1章 アニキの元カノ


『蛍くーん!ごはーーん!』

お風呂から上がったら
エプロンをつけた姫凪が
キッチンから出てきた

「人の家なのに違和感なさすぎ」

『小さい時から来てるもん(笑)』

「そうそう!姫凪も
もう家族みたいなもんだよ」

『だって♫ねぇ!姫凪家族だって♫』

僕のTシャツを引っ張る

「【家族みたい】は家族じゃないでしょ
それよりお腹空いたんだけど」

腕を振り払い椅子に座って髪を乾かす

『家族でいーじゃん。
姫凪家族居ないもん…』

姫凪が急に俯いてエプロンを
握りしめる
あ、やばい。地雷だった。
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