第1章 アニキの元カノ
「理解不能。風呂入ってくる」
『蛍くん!夜ご飯姫凪が作るから
楽しみにしててね!』
「は?なんで?」
『オバサン達遅くなるってー』
「へー」
「姫凪もう泊まってけよ?」
『ん〜…でも〜………』
「蛍も姫凪なら泊まっても
大丈夫だよな?」
風呂行くって言ってんのに
なんなの?この二人
「勝手にすれば?」
「だって♡姫凪泊まれ、な?」
『んー…』
アホらし。
二人を残して僕は風呂場に急ぐ
どうせいつも帰るじゃん
遅くなったらアニキは寝ちゃうから
僕が送っていくハメになるんだ
ホント迷惑
サッサと帰ればいーのに
あ、飯は作って貰わないとだけど