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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第3章 些細な変化
モヤモヤした気持ちのまま
ソファーの上で雑誌を開く
もちろん格好だけで
内容なんか頭に入ってこない
頭の中は布施との
一夜をどう乗り切るかだけ
纏まらないまま時間は過ぎ
シャワーを終えた布施が
リビングに戻ってきた
今日は自分のパジャマを着て。
『蛍くん?どーしたの?
雑誌何かオモシロイの載ってるの?』
僕の横に迷いもなく座り
雑誌を覗き込む
乾かしきれてない濡れた髪は
昨日のキッチンでの
出来事を思い出させて
身体が僅かに反応する
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