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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第3章 些細な変化


急になくなった
小さい仄かなぬくもりは
しばらく待っても
帰ってくることはなかった

「先に風呂入る」

それだけ言ってリビングを出る
布施は外で話してるのか
声はあんまり聞こえないけど
たまに届く笑い声に
心が苛立っていく

「そんなにアニキが好きなの…?」

シャワーを浴びながら呟いた声は
水音に紛れて溶けていった
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