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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第3章 些細な変化
『うん!見て!翔くんがね!』
なんの迷いもなく
携帯画面を僕に向けて
日向からのメールを見せてきた
内容は特に大したことなくて
妹がどうしたとか
家の近くの犬の話とか
なんの興味もないけど
近くに感じる布施の
体温が心地よかったから
興味あるフリして聞いてた
すると
イキナリ画面が変わり
着信を知らせる
ディスプレイには
【明光くん】
アニキの名前だ。
慌てて親指で画面を
横にこすり
『はーい?どうしたの?』
って、言いながら立ち上がって
リビングから出て行った
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