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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第1章 アニキの元カノ


「僕とは喋んないんじゃなかった?」

『あ!もう!蛍くんー!!』

はぁ?僕のせい?君が勝手に
決めたルールを君が勝手に
破っただけでしょ?なのに…って

「もう、面倒臭さい…」

『蛍くん?なんか怒ってるの??』

布施が
僕の袖口に手をかける
小さい布施は嫌でも
見上げる形になる
まぁ女子なら誰でもだけど

「なに?」

『怒ってるの?ごめんね?』

ホント小さい子供なの?
そんな泣きそうな顔されたら

「別に?怒ってないけど?」

こう言うしかないじゃない

『ほんと??』

「うん」

『ほんとーーーに?』

「だから、うん。て」

『ほん………』

「布施しつこいから」 

『わーい!いつもの蛍くんだ!』

いや、バカでしょ?
シツコイって言われて何喜んでんの?
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