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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第6章 ハチミツDAYS


『…ん……ハァ、ハァ………』

まだ少し苦しそうな息遣い

「姫凪…大丈夫だから…
な…?姫凪………」

姫凪の頭を撫でて
もう一度、って思った時

『蛍……蛍…』

姫凪から微かに漏れた
蛍の名前

「蛍…は…居ねぇよ…
結局…姫凪は蛍…だよな…」

プツ。と細い糸が切れる音

姫凪にもう一度
息を送り込み
呼吸が整い出したのを
確認して

舌を捩じ込んだ。
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