第4章 3年Z組
キーンコーンカーンコーン
何もなく授業が過ぎて、昼休み。
由紀は席を立つと、沖田の席に近づいた。
由紀「お、沖田!あの、お弁当..一緒に食べよう?」
風紀委員副委員長の土方と話していた沖田は、びっくりした顔で由紀をみつめた。
由紀「沖田?どうしたの?なんでそんなびっくりしてるの?」
沖田「あ...いや、別に」
由紀「先客がいた?」
沖田「いや、いいんだ。屋上で食おーぜ?」
由紀「うん!」
よかったぁ。ふふふっ
由紀「屋上ってどこ?教えてよ、沖田」
沖田「おう、ついて来い」
由紀がなぜ沖田とお弁当を食べたかったのかと言うと...
由紀「わたしねー、屋上で友達とお弁当食べたかったんだー!」
沖田「そーかィ。でも、俺で良かったのか?チャイナときたかったりするんじゃ...」
由紀「いーの!まずは沖田と一緒に食べたい。いつもお世話になってるしね。退院できたのもほぼ沖田のおかげだし。」
伝えたい事も、あるしね。