第4章 3年Z組
銀八「んじゃ、これでホームルームを終わる。日直!号令!」
沖田「正座ー、礼」
「「「ありがとうございましたー」」」
休み時間になると、転入生に対してお決まりの女子による質問責めが始まった。
転入生じゃないけどね。
「趣味はー?」「部活は何する予定?」「何て言う病気?」
由紀「えー、えーっと...」
「沖田くんと仲良いの?」
由紀「え?沖田?」
「あ!思った!彼女なの?」
由紀「ち、違うよ!沖田とは幼馴染なの。」
「あ、なーんだ、私てっきり...ねぇ?」
「あ、う、うん!彼女じゃないんだ、安心したよ」
由紀「安心?」
「あー、沖田くん、かっこいいもんね〜」
由紀「え!そうなの⁉」
「人気あるよね」
「てゆうか、うちのクラスの男子イケメン多くない?」
「あ、だよねだよねー」
へぇ、モテてるんだ、沖田。意外だな。
「いいなぁー前野さん。沖田くんと幼馴染で」
「そ、そうかな」
ふーん、まぁ...優しい所もあるしね....