第1章 お困りです…
カラ松side
『カっカラ松神父ー!』
カ)ん?
ふいに聞こえてきたのはどたどたと走り込んでくる音とうちのシスターの声だった
カ)どうしたぁ?また俺に会いに来たのかぁ…んん?
『え?今さっきまで一緒だったじゃないですか?それより!』
カ)それより…
『悪魔が…!家で待ち構えてきて…!今家のなかに閉じ込めてきたんです!』
カ)…あー理解した。その悪魔を家のなかに閉じこめてきて俺にどうにかしてほしかったんだな?
『はい!』
キラキラとした目で俺を見つめ凄いでしょ!と言わんばかりの顔をみてかわいいとは思うのだが…
カ)あー…アイ?少しいいか?
『はい?』
カ)あのな…その悪魔は家で待ってたってことはアイの家に入るのが目的なのでは?
『へ?』
カ)大方俺の結界の近くにいれるじたい上級悪魔と考えざる終えない…のなら、あいつはもう目的を完了しているのではないか?
『…』
固まってぽかん…としている顔をみて少しため息がでてしまった…。