第1章 お困りです…
あぁ…天にまします我らが神よ…どうか…お助けください…
私はシスター…そうただのしがないシスターのはずでした…それが…
『なんで悪魔が私の家の前に居るのよ…!』
お)あっおかえりー!
『ただいま…じゃないしっ!なんでいっつもいっつも居るのよ!』
お)怒んなよーだってよ?家に入ろうと思ったら結界張ってあるしよー…またあのいったいクソ神父の奴だな…いや入れるんだよ?入れるけどさ…痛いじゃん?
こいつは悪魔のおそ松…なんでか知んないけどよく付きまとわれている…悪魔って名前教えちゃダメな筈なんだけど…どうもこの自由奔放でセクハラ癖のあるこいつはこれでも上級悪魔らしい…
『いいから帰ってくんない?…家に帰りたいんだけど…』
お)おっ!帰ります?帰っちゃいます?アイさーん…なら俺も入ろっかなー!
『くんな!』
…気疲れ半端ないです…
ガチャリと扉を開けると私より先におそ松が飛び込んだ…あいつ…っ!
『なんであんたが先にはいんのよ!』
お)いいじゃーん…俺待ってるの疲れたんだもーん。
『知らんわ!…もぉ…あっ…』
良いこと思い付いたっ!
私はドアをバタン!と閉める、もちろん私は中には入っていない…
お)なんで閉めた!?
『これで逆結界状態…出られないね?』
お)はぁ?…ゲッ!お前まさか…!
『そのまさか!…カラ松神父呼んできてやる!』
そういいおそ松の言葉になど目もくれず…いや耳にもいれずか…私は一目散に教会へと走った。
お)…あいつあんまり人の話聞いてねーな…痛いけど出れるって言ったじゃん…まぁそんな所も可愛いけど…あのクソ神父の顔拝んでもいいか…の前に…部屋漁ってやろっと!
…こんなこと言ってるなんて…全然わからないアイであった…。