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世界はパラレル【HQ・ヒロアカ短編】

第1章 白雪姫(赤葦)




私の心臓は一度止まったらしい。


らしい…というのは私にはあまりその時の記憶がないからであって。


生まれてこの方15年間は何不自由無く生きてこれた。

普通に食べて、普通に寝て、普通に遊んで。
テスト前だけ勉強して。

それなのに高校生活にも大分慣れてきた夏休み直前の下校途中、なんの前触れもなく、私は心臓発作を起こした。



覚えているのは誰かが手を握ってくれた事。
そして何度も何度も、死ぬな、生きろ、頑張れと呼び掛けてくれた事。





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