第10章 Fall to darkness…　

「ぁっ…」

「ココ、好きなの？」


「やっ…」

「嫌ならやめるよ？」


「ダメっ…やめないで…？」



「硬くなってる…感じてんの？」

「ふぁっ…だっ、て…」


胸の突起を舌で転がすと
背中を反らせながら俺の肩に爪を立てる


「声、聞かせてよ…」

「やぁっ…」


白い肌がみるみるうちに紅く染まっていく


「聞きたいな…ニノの、イイ声」


「翔ちゃ…いじわるだっ…ぁぁっ…！」



俺に感じてくれてる

薄く開いた唇に舌を滑り込ませると
ニノがそれを追いかける

深いキスをしながら
ジーンズに手をかけた


「窮屈そうだよ…？」

「翔ちゃんのせいだもん…」



リビングのラグの上じゃ
腰の悪いニノには負担が
かかり過ぎる



「このままここでいいの？」


「…ベッド連れてって…？」



そっとニノを抱き起こすと
寝室へと向かった



「翔ちゃん、俺、もう…」









あれ…？


男なら、普通
抱きたいと思うよな…

なんでニノはハナから抱かれるテイなんだ…？



「翔ちゃん…来て…？」



多少の疑問が湧き上がるも
目の前の色気を纏ったニノを抱かずにはいられなかった