第10章 Fall to darkness…
「ごめんな、ニノ」
「どうして謝るの…」
「初めてだったんだろ…?」
「翔ちゃんだから…いいの…」
そんなこと言われたら
また抱きたくなる
「嬉しかった…翔ちゃんとこうなれたこと…」
「俺も…」
「シャワー、浴びれる…?」
「ちょっと無理かな…」
「連れてこうか?」
「ううん…起きたら入る…
翔ちゃん、先浴びてきて…?」
「わかった」
キスをひとつ落とし
バスルームへと向かった
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バスルームに向かった翔ちゃんが
シャワーを捻る音を出したのを確認して
バッグから携帯を取り出した
『お疲れ様。
あんまり飲みすぎるなよ?
明後日、会えるの楽しみにしてるね
大好きだよっ!
雅紀』
『好きだよ、カズ
おやすみ。
智』
『今夜は会えなくて残念だけど
明日の夜は寝かさないから覚悟しろよ?
愛してる
潤』
― みんな、俺を求めてくれる
4人とも大好き…
愛してる…
翔ちゃん、真面目な人だから
随分手こずったけど
やっと俺の手の中に納まってくれたね
もう離さない…手に入れた4つ目の宝物
イク時は二人一緒
堕ちる時は
5人でね…
共にどこまでも墜ちていこう
俺と
俺たちと、一緒に…
☆END☆