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誰も知らない。【気象系BL】

第14章 Triangle


打ち合わせを終えてスタジオに入ると
リーダーと翔くんの撮影が既に始まっていて
まぁとニノは端の休憩スペースで
二人して高校野球を観ていた

今日は上二人と下三人に分かれての撮影なわけね。

出来ればまぁと隣り合わせの撮影がいいけど
そんな俺の欲望を打ち消すかのようにかけられた、スタッフからの言葉


「二宮さん、相葉さん、松本さん
スタンバイお願いします!

二宮さん真ん中で!」


スタッフまでもが敵に見えてきた。










三人での撮影が終わり『お疲れ様でした』の声がかかったのに
俺だけ引き留められて。


「ワンショット? 撮るの?」

「はい!
松本さんだけ撮れてないので、」


あぁ…打ち合わせしてたからか。


「いいよ。チャチャッとやっちゃおう」


これが終わったらまぁを食事に誘おうと思ってたのに
…しょうがねぇか。

他のメンバーは挨拶をして次々に帰って行く
遠ざかる4人の背中はまるで
最初から4人グループだったかのように自然で

なんで俺、こんな事考えてんだ
弱ってんのかな

恋愛感情を持ち出してグループをかき乱してる俺が
嵐の厄介者の様な気さえして来た



俺、
嵐に居ていいんだろうか…


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