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第24章 繋がること


「ほら、しっかりしろよ…キスだけで何回達したら気が済むんだ?お前」

『あ…ッ、あ……♡う、そつき…!キ、スだけじゃ…ない…の…に…♡』

「キスされながら首撫でられただけで気持ちよくなっちまうんだろ、認めろよいい加減…まあ、強情なのは嫌いじゃねえが」

『…っも、や…ぁ…っ、♡…ヘン、になる…!!』

震える舌で必死に訴える。
これ以上キスと首への愛撫だけだなんて、耐えられない。

足りなさ過ぎてとか、焦らされすぎてとか、そういった次元の話ではない。
寧ろその逆で、気持ちよすぎて身体がまたおかしくなってしまいそうなのだ。

元々私が好きな彼とのキスに、元々極度に弱すぎる首へ彼の手が優しく撫で続けて…そんなの、おかしくなるにも程がある。
もうずっとこんな調子で、敏感にさせられるだけさせられて、マシになるどころかどんどん気持ちよくなって。

「…頭撫でただけでイきそうだな、今のお前」

『へ…ッ、!?…や、…何、するつも…やめ、っ…♡や、だ!!絶対おかしくな…る、から…っ…あ、ああ…も、…〜〜〜!!!♡♡』

柔らかく、無駄な力の抜けきった優しい優しいずるい表情で微笑まれ、そんな彼に心の奥まで感じさせられてるのに、今度は先程までとは違って、掌を大きく使って撫で始められる。

それと一緒に首筋を舐め上げられて、耳の中まで彼に堪能されてしまえば、ひとたまりもない。

散々に昂らされてしまった身体は、ただでさえ人より感覚が鋭敏なのに、ここまでくるともういい玩具だ。

「まさかマジでイくとは思わなかった…可愛い奴…」

『あ…あ、っあ…♡♡…も、らめ…らめ、ぇ…っ……ヘン、なっちゃ…か、らぁ…♡』

「…次どっか飛び出してったら二時間じゃすましてやらねえからな?」

『は…、ッ…ん……は、い…ぃ…♡』

頬に手を添えられてビクンッ、と大きく身体が跳ね、しかしそのまま中也は私を引き寄せる。

二時間もされてたんだ、私…そんなにずっと、キスばっかり…

「三日は軟禁してこうしててやるよ…覚悟しとけ」

『ひゃぅ…ッ♡…ん、…ッ…は、ぁ…♡』

「…聞いちゃいねえ……って余裕もねえか。…膝で立てるか?」

指示通りにガクガクと力の入らない膝を立たせようとすると、どうしても中也の肩に乗せた手に力がいく。
しかしそれに構わなくていいと言われてしてみたら…すぐに体制を崩して倒れこんだ。
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