第20章 家族というもの

声だけにも反応してﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝと達してしまうようにもなれば、私の理性も切れてくる。

『ぁ…っあ…♡……ちゅやさ…っ♡』

「！…何？今日はやけに意地張ってたくせに…いつもより遅いじゃねえか、こっち来るの」

腕を首元に回してｸﾀ､ともたれかかると、中也も同じように回し返す。
それからなでなでと頭を優しく、大きく撫でられて、それに更に安心させられる。

『え…、と…♡その…ｯ、ぁ…ちゅうやさ…ん…♡』

「…分かるかトウェイン、俺これが好きでやめられねえんだよ」

「すごい分かるけど物凄い腹立つわ今、あれだよね、めちゃくちゃいいように利用されてるよね僕」

「最初からだろ…っと……ほらほら、拗ねんな拗ねんな、蝶が一番だから」

トウェインさんにばかり構う中也に回した腕に力を込めると、あやす様にまたいっぱい撫でられる。

それにさえ気持ちよくなって、また疼く。

『も、やだ…ｯ、これ……も、う嫌…お願いちゅうやさん…ｯ、下…♡』

「だーめ」

『！！！？…ｯ…ぁ…っ、ああｯ…！！？♡♡』

不意打ちだった。
トウェインさんの手が、私のあそこの突起をｷｭ､とつまんで、今日の中で一番大きな絶頂を迎える。

「手前…」

「下着の上からだしここならセーフでしょ…鬼じゃないんだから許してあげたら？ちょっとくらい」

「ダメだ、今日は限界超えるまで我慢すんのを覚えさせる…んで、持って帰ったら俺が食う」

「普段どこまでさせてんのほんと……どこまでさせてんの本当に！！？」

突然だった。
トウェインさんの声が大きくなった。

「あ？…お前また我慢出来ねえの？言っとくけど今日はしてやらねえっつったらしてやらねえぞ？お前がシたところで俺が気持ちよくなって終わりだ、終わり」

「蝶ちゃん！？え！？ちょっとそんな無理しなくてもいいんじゃ…っ！！？」

中也のズボンに手をかけてそのままソレを外気にさらす。
こんなに主張させてるくせして、なんでそんな意地悪ばっかり…

『……してくれないならこれ握る』

「「ヒッ！！！？」」

『…そんなに嫌？蝶、我慢嫌い…もういっぱいしたもん…っ』

「……ねえ中原君、いいんじゃないの？僕離脱してもいいからさ、してあげなよ…なんか見ててほんとに辛くなってきたから」

「………いいや、まだだ。蝶…お前トウェインに何か言いてぇ事あるんじゃねえのかよ」