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第13章 愛ゆえに


「脚開けって言われてあんだけ抵抗してたのって…」

言われながら脚に視線を向けられて、ゾクリとする。
元々着物や装束なんかでしか過ごしてこなかったのが最初の世界…脚を出す人はいるにはいたけれど、私は恥ずかしくてそこを露出なんて出来なかったし、色々と中也さんに教えられた今となっては…

『……そ、そういう事する時じゃないと…見せるような人、あんまりいなかった…から…』

「なあ、今すぐここで襲っていいかお前?」

『見ないで…ッ、お願いっ、男の人に見られるの慣れてなくって……っひゃぅ!!!?』

つつ、と太股を指でなぞられて大きく身体が跳ねた。
シャツを引っ張る右手が震えて、朝日によってさらけ出される素足を見て余計にそういう気分になる。

『ぁ、い、今ダメっ…せ、せめて帰ってきてから…っひゃ、ッぁ…っああ…ッ!!』

ふくらはぎを撫でられたかと思えばその手が内腿に触れ、ガクガクと脚が震え始めた。

「こんな綺麗なんだ、出さねえ方が勿体ねえ…なんでそんな恥ずかしいんだか」

グ、と脚の付け根あたりを持ってそこを外側に開こうとする中也さんの手。

『ま、って…ッ、ダメっ!それ、したら隠せなくなっちゃ……っ』

「隠さなくていいさ、折角綺麗なんだから」

『〜〜〜ッッ!!!…ぁ、待って!!ダメ!!!ダメだって…っ!!』

立てていた脚をそのまま開かれて、結局全部中也さんに見られてしまった。
下着がどうとか、そこがどうとか関係ない…こんな明るいところで素足を見られるなんて。

顔を下に向けて羞恥に耐えていると、中也さんに抱き寄せられる。
優しく抱き寄せられたかと思えばそのまま中也さんは横になって、その胸にもたれさせるようにして私の上体も倒れさせる。

『な…っ、に……?す、すぐに退「そのままにしてろ、左腕に体重かけねえでいいようにしてやっから」…ッひ、っ…ぁ、ああッ!!』

片手でマスクを外されるのと同時に内腿を再び撫でられ始め、浮かせた腰がガクガク揺れる。

「案外普段と違ぇ姿勢ってのもありだな…感度もいい。今は怖くねえか?」

脚はそんな見えてねえからと付け足されて、目を丸くする。
腕だけじゃない、そこまで考えていてくれた。

もうそういうスイッチを入れられてしまった私の身体では抵抗も出来なくて、安心しきって頷いた。

それを合図に、中也さんの手が下着に触れる
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