第6章 05
『あー、もう本当制服どうすんだよ…コレ絶対ぶん殴られる…あーーーいやでも元はアイツが原因だし殴られる筋合いはねえんだよな…あーそういや頭イッテエ!!こりゃマジでそろそろやべえな…フザケてるよな瓶で殴るとかマジでフザケてるよな!!美少女に瓶とかマジでイカれてるよな……世の為人の為一思いに殺っちまえばよかったな…くっそ…今から戻って……』
人気の少ない場所まで移動することになりリボーン 綱吉 獄寺 山本と共に走るさん
走りながらブツブツと独り言を呟いているさんに半ば呆れる面々
獄「おい!!テメエちったあ静かに出来ねえのか!?」
綱「ハハハ…げ、、元気だねさんちゃん…」
獄寺は怒鳴り綱吉も苦笑いだ
やっと人のいない場所までたどり着いた一同はフゥと息を整える
そんな中リボーンは救急箱を片手にさんの肩に飛び乗った
リ「おい!!さん!頭見せてみろ!!けっこうな出血だ…まずは止血しねえと!!!」
リボーンは救急箱からガーゼを取り出し患部に手を伸ばした
ぱっくりと割れた場所からはまだ少しずつだが出血している
リ「このキズでこれだけ走れるなんてお前…確かに頭の傷は出血が派手でビビるが意識はハッキリしてるから命には関わらねえと思うぞ
とは言ってもすぐ医者に行かねえと…」
傷口を見たリボーンは深刻な顔だ
『必要ねえよ…ツバ付けときゃ治ッ……あームリだ…今一瞬地面浮いた!!ダメもうダメみたい…もうムリだ…
あーーー……』
さんは頭を抱えて少し考える素振りを見せるとスッと顔を上げた
目の前には心配そうな一同の顔
『んー、正直あんまりやりたくなかったんだけど…』
さんは自分の手を傷口を覆うようにかざした
さんの言葉の意味がわからずに首を傾げる面々