第4章 03
リ「コイツ等は雲雀に一回ボコボコにされてるからな
そんな雲雀を軽くあしらうお前を見て負けず嫌いなコイツは穏やかじゃなかったんだぞ」
リボーンに図星をつかれた獄寺は恥ずかしさで顔を真っ赤にしている
獄「断じて!!!!断じてちちち違います!あ、違、いや…」
しどろもどろになりながら否定する獄寺の横で苦笑いの綱吉
『ぷっ…あはは!!』
大人しく聞いていたさんはそんな目の前の光景にさすがに可笑しくなってしまったのか吹き出し笑った
『ンだよそれ!バカなの?あー可笑しい…』
まさか笑い出すと思っていなかった綱吉と獄寺は一度顔を見合わせる
が すぐに綱吉はいつものようにふにゃりと笑い 獄寺は声を荒げた
獄「わ…笑ってんじゃねえ!ムカつく女だぜ!!」
『だってそんな理由で毎日毎日ご丁寧にガン飛ばしに来てたんだろ??
それが笑わずにいられるかよ!!』
ひとしきり笑ったさんは ふぅ と息を整えると呆れ顔で目の前の綱吉に目をやった
目が合う綱吉は はて? と間の抜けた顔をしてさんを見つめる
『毎日コイツ止めに来てくれてありがとな…綱吉』
まさか自分の名前を呼ばれると思っていなかった綱吉は驚きを隠せず目をパチクリさせている
綱「べ、別に俺は…そんn「てめェ!!十代目を呼び捨てするとはいい度胸じゃねえか!!」
そんな綱吉の言葉を遮る獄寺 そして
山「おー、いつの間に名無しと仲良くなったんだ?二人とも!!」
ふわりとした笑顔で現れた山本
綱「あ!起きたんだね山本」
獄「たるんでんじゃねえのか!?野球バカ!!」
山「そーか?あはは!朝練気合い入れすぎちまったかなー??」
そんな3人を見てさんはまた頬杖をつくとふわりと口元を上げた