第6章 『甘いのがお好き』~松本×二宮~
《櫻井side》
火曜日。しやがれの収録日。
「おはよーございまぁす♪」
「おっはよー!」
今日も同伴出勤の松潤とニノ。
分かんないと思ってるかもしれないけど、
入ってくるとき、小指繋いでたの、
俺見てたからね~..(^^
「お二人、お揃いで!
いや、お盛んで♪の方かな?」
相葉くんが揶揄っても、
涼しい顔した二人は、
見つめあってニッコリしてる..
.....(-""-;)
何だよ、その近より難いほどの、
エロっぽいオーラは...
「幸せそーだね♪」
大野さんに言われて、
「まあねぇ~♪♪」
と、鼻の下、伸ばしてる松潤。
「俺も肖かっちゃおうかなぁ~...」
ソファーに深く沈みながら、
俺も何となくそう言ってみる。
するとニノが、
俺の隣にくっついて座り、
「そーしなよ!翔ちゃん!
俺、いけると思うんだよね~♪」
「...えっ?..いやっ...ええぇ?..」
ニノは更に俺の手を両手で握って、
「マジで!勇気だしてみてよ♪
幸せはね、自分で掴まなくっちゃ❤」
「かぁず!!」
少しだけムッとした松潤に呼ばれて、
ニノは立ち上がり、
「応援してるよ♪」
って...ウインクして
松潤の方に行ってしまった。
...今のは左目だった...
そこに取り残された俺は、
今のニノの言葉を噛み締めてみる...
「行けって..言ってもさぁ...」
ぼそっと独り言を言って、
ちらっと大野さんを見ると、
大野さんも俺のことを見てた。
.......えっ?
......えぇえ────っ??
行けるのかな?
....ニノぉ~////
教えてくれよ~(゜〇゜;)?????
【 おしまい 】