第40章 『ただいちどたけ』〜 相葉×二宮〜
「ニノが自分で脱ぐのが恥ずかしいんなら、
俺が脱がしてやろっか~?」
そう言いながら、にじり寄って来る雅紀…
「い、いいよ!…自分で、脱ぐよ…」
「そう~?じゃ、待ってる♡♡」
待ってるって…
雅紀はそう言って正座し直した。
………………そんな。
見てられると脱ぎにくいよ(^^;)
雅紀の期待でキラキラしちゃってる視線を、
全身で受け止めながら、
俺は、思い切ってトレーナーを脱ぎ捨てた。
……お腹が冷えるからいつも来ている、
白いタンクトップも一緒にね…
部屋のひんやりとした空気に、
思わず身震いした俺…
「寒い?」
そう言った雅紀は、指差しただけで
エアコンのスイッチを入れた。
………オバケって、
魔法も使えるのかよっ(・_・)
……んで、ワクワクした顔して、
俺が下を脱ぐのを待っている雅紀…
さっきのキスで、ちょっと反応し始めちゃってるからさ~///なんか恥かしいんだけど(*´з`)
まあ、雅紀ほどじゃないけどね!
「はやくぅ~♡( ◠‿◠ ) 」
…………
覚悟した俺は、身体を横に向け、
雅紀から『ブツ』を隠すように
下着とスエットをゆっくり下した。
↑この期に及んで往生際が悪い!!
すっかり生まれたままの姿になった俺に
雅紀の視線が、舐める様に絡みつく。
「そんな、見んなよ…」
「ニノ~…綺麗だよ」
そんな歯の浮くようなセリフ…
女子じゃないんだからさ…
でも、ちょっと嬉しい…かも(〃∇〃)
胸の前で腕を交差させている俺の横に、
雅紀が登ってきた。
オバケのくせに、ベッドを軋ませて……
雅紀の綺麗な手が、
俯く俺の頬にそっと触れた。
………さっきのガッついたちゅうとのギャップに、戸惑いしかなくて。
なぜだか唇が小刻みに震えた。
ヤバい//////(>_<)
超緊張する…