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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第39章 『大切な日には』 【大野智BD記念】



「あああっ!!
よし、じゃあ、智くんをみんなで可愛がろう~!!

『お願いです!もう勘弁してください』
って言っても、止めてやんないからね!」

「そんなこと言わないよ~、俺…」


「あのさ、確認だけど、智くん…
ソッチの経験は?あり??」

「ある訳ないでしょ~!」

あっそ…(^^;
何もそんなドヤ顔で…

と言う事は、バージンな訳ね♪

そんなら、是が非でも、俺がいただかなきゃ!!

『大野智の初めて♡♡』


絡まる数本の腕を解いて、
俺はチェストに置いた、
ワイングラスを手に取った。

みんなは、キョトンとした顔で俺を見ている。


その中心にいる智くんに、

「Happy Birthday!
38年にして、これから始まる、
大野智の新しい夜に……」

俺の言葉に、
みんなも急いでグラスを手に持った。

「乾杯♪♪」

軽くグラスを掲げると、
他の3人もグラスを上げて、綺麗な赤を飲んだ。

智くんと同い年の赤ワインを口に含み、
潤んだ目で俺を見つめる彼に近付いた俺は、

頭を引き寄せ、口づけた咥内に、
その『赤』を流し込み……

綺麗な喉仏が、
ゆっくりと上下に動くのを見た。



さあ。
宴の始まりだ。



グラスを置き、その身体をベッドに沈めた。

腰を締め付ける、真っ白な下着に指をかけ、
躊躇うことなく引き下げると、

『ソコ』は恥かしそうに顔を出した。

もうすっかり、重力に逆らった状態で…だ。


「勃ってるとこ、見るの初めて~♡」
「あ、当たり前でしょ?」

パッと赤くなった智くんが可愛くて、
もう一度その唇を食べに行くと、
他の3人も、先を争う様に、
智くんの身体に群がってきた。

誰よりも早く、
上向く『おおのさとし』を握り込むと、
その細い腰はゆらりと揺れた。


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