第39章 『大切な日には』 【大野智BD記念】
【雅紀】
俺の疑問は、そのまんま、
松潤の疑問でもあった。
俺は、大野さんとの成り行きを話した。
「俺もだよ、トイレで偶然一緒になった時、
横から覗かれて、その後楽屋に戻ろうとして、急にキスされたけど…俺もそれ以上のことは……」
「トイレで覗かれ///って(-_-;)
あの人、いったい何やってんだよ…」
ニノが呆れて呟く。
「まあいいよ。いろんな経緯と事情はそれぞれ違うだろうから。
決定権は君たちにある」
君たちって、翔ちゃん……(;・ω・)
「11月26日、俺は計画を遂行する。
ついてくるやつは、一緒にいこう。
降りるならそれも自由だ。
俺は3人の気持ちは分かっているつもりだし、智くんの気持ちも、多分……
いや、絶対分かる。
あの人は、俺たち4人を愛していて、
そして、愛されたいって思っている。」
「愛していて……」
「愛されたい…」
「4人に……」
翔ちゃんは、呆気にとられたような俺たちを見つめていたけど、
徐に身をのりだし話し出した。
「俺が考えた計画はね……」
俺たち3人は、躊躇うことなく、
翔ちゃんの側に頭を寄せた。
そして、今だ。
白いボクサーが艶かしい大ちゃんの肢体を前に、翔ちゃんはゆっくりとネクタイをほどいた。
スーツを腕から抜き取り、ズボンのベルトに手をかける。
その一連の流れるような動作を、
俺たちは固唾を飲んで見守っている……
考えてみると、可笑しな話なんだけれど…
ブルーのYシャツ一枚になったところで、
翔ちゃんは俺たちを振り返って言った。
「ほら、3人も、脱いで!」
え、俺たちも、一緒に脱ぐの?
「でもさ!でも翔ちゃん!!やっぱ、寝込みを襲うっていうのは、やっぱりさ……」
ニノ。
やっぱりお前、冷静だよな(^^;