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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第39章 『大切な日には』 【大野智BD記念】


【雅紀】

実は、この計画を持ち出したのは、
翔ちゃんだ。

初めて聞いたときは、びっくりしたし、
ダメだろ~…それ///って思った。


話がある。って呼び出された翔ちゃんのマンション。
10月の初めころだったかな?

そこには、ニノと松潤も来ていて。


3人を前にした翔ちゃんは、ソファーに座り、開いた脚に両肘を付いて身を乗り出し、

「4人で、大野智を襲おうと思うんだ」

そう言った。


一瞬意味が分からない俺たちは、
言葉も出ず…

理解するのに時間がかかっていて…
一番先に理解し、質問したのは、流石のニノ。
↑流石でも何でもない(-"-)

「襲うって…財布でも奪う筈ない…とすれば、
ヤッっちゃう…ってこと?」

ヤッちゃうって///(゜゜)

「人聞き悪いな~、それじゃ犯罪じゃん!
じゃあ、言い方を変えようか?

俺たち4人で、大野さんを愛してあげる♡
これなら問題ない?」


……4人で……愛して、あげる…?

耳に入って来ても、頭が理解できない…

「翔くん…どうして、俺たちを…?」

松潤も、やっと言葉が出たようで…
↑後、驚いたままなのはあなただけよ~

「だって、みんなも好きでしょ?
大野智のこと( ◠‿◠ ) 」


当然のように翔ちゃんが言うのを、
俺はまだ夢のような気持ちで見つめていた。

松潤も、ニノも黙っている。

「好きじゃないなら、俺が一人でいただくけど?」

「ちょっと!」
「好きじゃないなんて、俺…」

「好き…だよ…」

やっと俺も会議に参加できた。


翔ちゃんは、3人で並んで座る俺たちに、
諭すように、でも決定事項のように言った。


「気持ちの重さは測れないけど、俺たちはみんな、あの人の事を特別な気持ちで見ている。
だったら、フェアに行こうぜ🎵」


フェアに…4人で……?

言ってることは分かるけど…
やっぱりまだ、
思考が追いつかない…(;・∀・)


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