第39章 『大切な日には』 【大野智BD記念】
【翔】
今日……
正確には日を跨いでしまったので昨日になるけど。
大野智38歳の誕生日。
俺たち4人は、大野さんを一緒に祝うことを決め、
そのためにいろいろと準備してきた。
俺はネットで探して、
彼と同じ年に生まれたワインを購入した。
zeroの間も、何となく落ち着かなくて…
有働さんに、『翔くんこの後デート?』
何て突っ込まれる始末…
↑ちゃんと仕事してくださいよ~
まあ、デートか、デートじゃないかで言ったら、
デート…になんのかな?
変則的ではあるけどね(^^;
「翔ちゃん、シャワーする?」
ニノが俺を見上げてそう言った。
「みんなは?」
「俺たちはもう済ませてるよ」
↑いったいいつの間に…(-"-)
「俺も、テレビ局で…」
「えっ?シャワーしたのにスーツなの?」
相葉くんが、驚いた顔して見上げている。
確かに…3人はまあまあ、ラフな格好をしている。
……チッ///(-_-;)
俺だけ浮いてるな…
まあ、そんだけ、今日という日に、
敬意を払って、特別視してるってことだ!
「お腹は?空いてないの??」
松潤に言われ、テーブルの上を見ると、
『The.パーティーのご馳走』が並んでいて…
俺の腹が反射でなった。
「食べれば~??」
「うん…あれっ、あの人は?」
そう言えば主賓の姿がない。
もしかして、俺が来る前に///こいつらが…?
「心配しなくても、寝てるだけだから…」
「そう、なんなら、俺たちが来る前から寝てるし」
「だから俺たちも、正確にはまだ会ってない」
「寝てる…って…」
もう一度テーブルの料理に目をやると、
明らかに手作りなマグロの刺身やら、
揚げ物やらがたくさん並んでいて…
「これ、作ってたんだ…智くん…」
3人が、深く頷いた。