第39章 『大切な日には』 【大野智BD記念】
【潤】
仕方ないよ…翔くん、仕事だもん。
遊んでてこっちに合流するのが遅くなるっていうのなら、待ってないけどさ…
仕事ならそうもいかない。
しかも、終わった後、
速攻でこっちに来てくれることになってる。
今が12時半になるところだから…
もう直ぐ…かな~(^^;
「だいたいさ、相葉さんって、いつもがっつき過ぎなんだよね~…」
「はあ~?なんだよ!いいだろ~??」
「あ~!!もう、煩いよ!
大野さん、起きちゃうじゃんか…」
……それにしても、こんな賑やかなのに、
良く寝てるよね~…
お客が来てるっていうのにさ…
「ねえ、どうせ起きないんなら、このままベッドに寝かしちゃおうよ~」
「ケーキは??」
「後でイイじゃん!」
………それもそうだな…
こんな『ご馳走』目の前にして、
ケーキ食ってる余裕もないし…
それにさ。
俺たち4人は、この日をずっと前から楽しみにしてたんだ。
大野さんの誕生日を選んだのは、
俺たちの総意。
彼がこの世に誕生したことに、
心からの敬意を払いつつ…
「ほら!相葉さん、ベッドルームに連れてくよ!」
ニノに言われ、相葉くんが大野さんの身体を抱き上げた。
「重い~?」
「だい、じょ、う、ぶ…」
結構重たいらしい…(´-`*)
にしたって…
こんなことされても起きないか?普通…
「んんっ~」
ベッドにそっと寝かしたら、
大野さんは少し動いて丸まった。
「ネコかよ」
もう暫く寝ててもらうことにして、
俺たち3人は、またリビングでワインを堪能し、
マグロを(ニノはオードブルのハンバーグを)
楽しんだ。
その時…
『ピンポ~ン♪』
「あ、翔ちゃん来た!!」
相葉くんが大急ぎでロックを解除し、
暫くすると、青い包装紙に包まれたワインらしきものを片手に抱いて、スーツ姿の翔くんが登場した。
「ごめん、遅くなった!」
そう言って俺たちを見る翔くん…
……カッコいいじゃんか(#^^#)