第39章 『大切な日には』 【大野智BD記念】
そして、やっと来た!!
11月26日(*^-^*)
俺はマグロ尽くしの料理と、
新しいグラスを並べ、ワインも冷蔵庫から出して、
小洒落たワインクーラーの氷の中に入れた。
氷の中に沈んだ、
ちょっとだけ高級なワインは、
来客の訪問を今か今かと待っているようだった。
さ~て、っと♪
俺は、何か落ち度はないかと
室内を見渡した。
よし!!
稀に見る完璧な掃除だ。
何しろ一週間かけて綺麗にしたんだからね~
『リーダーん家って、こんなに綺麗なんだね!』
『大野さんのこと、見直しちゃったよ』
『居心地いから、また来ようかな~』
『智くん、俺ん家着て、片付けて欲しいよ~』
な~んてさ…
俺の株も上がり捲っちゃうかもな(^-^)
弱ったな~(〃´∪`〃)
↑もともとそんなに高くないので、大丈夫です
ソファーに腰を下ろしたら、
棚の写真が目に入った。
いつも飾ってなかった写真…
今までは、真ん中にはでっかいマグロや、
船で撮った夕陽なんかが飾ってあった。
それを、端に押しやって、
俺は数枚の写真を飾った。
この日のために……
5人で撮ったオフショット的な物。
ハワイや香港、北海道や沖縄…
肩を組んだり、頬を寄せ合ったり、
仲良く並んでいるものばかり……
俺は近くまで行って、改めてその一つを手に取った。
笑っている……
その楽しそうな笑顔は、
お互いを信頼しきった、
安心した笑顔…
この写真に気付いた誰か…
相葉ちゃんあたりかな~、
昔のことを話しだすかもしれない…
みんなで、ゆっくり思い出話に花を咲かすのも
悪くないんじゃない~?
↑もはや、思考がおじいちゃん…
そう思ってチョイスして、飾ったんだ。
俺は手に取った写真立てを元に戻して、
それぞれの微妙な角度を調節した。