第39章 『大切な日には』 【大野智BD記念】
家のカレンダーに大きな赤丸着けて、
その日を心待ちにしている俺。
釣りの予定も捻じ込んで、
お客人をもてなす計画もバッチリ!
札幌初日さえ終われば、
もうそこに向かってまっしぐら!!
↑札幌を重点に置いてくださいね~
時間があるときに、部屋を片付けたり、
新しいワイングラスを買ったりした。
揃いの…俺にしちゃ、まあまあ高級なヤツ。
5個セット…
翔ちゃん…俺から声掛けてみようかな~
だけど、予定詰め詰めだろうし(-_-;)
それから、何日も過ぎて、
TV誌の取材の日。
企画ものは、翔ちゃんと一緒だった。
その合間に、
「智くん、再来週の月曜日、家に行ってもいい?」
キタ―――――――ッ///
待ってました!!
「え?何?なんかあるの??」
俺は、何も気付かない振りを決め込む。
そうすることが、
翔ちゃんへの礼儀だって思ってたし。
「正確には、日を跨いじゃうんだけど、
zero終わったら、智くん家に行ってもいいかな?」
あ、そうだよ!
月曜日は、翔ちゃんzeroだった!!
紅白どころじゃない!
絶対ダメな日じゃん!!
「いいけど…無理しないで~、そんな遅くなるのに」
「遅いのは全然イイんだ!智くんが迷惑じゃなかったら…」
迷惑なんて。
そんなこと、ある訳ないじゃん!!
ま、あいつらが来てくれるから、
その後翔ちゃんと二人でも、全然いいし♡
「いいよ!来てよ~。待ってるから…」
「ありがと!!良かった~、
なかなか言えなくってさ!
俺だけ仲間はずれは、絶対ヤだしさ!」
「俺、だけ?」
「あ、いや、こっちの話。
じゃあ、行くからね~よろしく!」
「うん…」
………やっぱりだ///
翔ちゃんも、他の3人が来るって、
もう知ってる感じだった。
誕生日だって、気付かない振り、
してた方がいいんだよね~…
そこは、やっぱ…