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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第39章 『大切な日には』 【大野智BD記念】



あれは確か、10月の終わりころだったかな?


一番初めに声を掛けてくれたのは、
ドラマにバラエティーにと大忙しの相葉ちゃんだ。
↑あなたにも見習ってほしいよ~…


「ねえ、リーダー11月26日って、空いてる~?」

来た!!俺の誕生日(≧▽≦)

直ぐに分かったけど、素っ気ないふりを装った。

「それって、何曜日だっけ~?」
「月曜日!どう?空いてる?」

「ああ~、別に何もなかったはずだけど…
なんで?その日になんかあるの?」
↑白々しい猿芝居(-_-;)

「えっと、まあね~♪じゃあさ、
その日にリーダーん家に行ってもいいかな?」

なんか、企画してくれんのかな?
それとも、ケーキ買ってきてくれるとか?


もう、相葉ちゃんの言葉で、
ワクワクが溢れ出しそうになったけど、
そこは出来るだけ、平常心を心掛けて、っと。

「おお、分かったよ。空けとく」
「絶対だよ!」
「お、おお…」
「俺さ、撮影あるから、ちょっと遅くなるかもしれないけど、絶対に行くから!!待っててね~」
「うん…分かった」


相葉ちゃん、『リーダーの誕生日だよね?』
って…

そう言わないところを見ると、
何か、サプライズ的なことをしてくれるのかもしれないな~っ(*^-^*)


……なんだろ~?

もう、いいのにね(^^;
そんな大袈裟にお祝いしてくれなくたってさ~。

まあ正直、
嬉しいか嬉しくないかで言ったら、
嬉しいけどさ……(^-^;


あ~、俺のスケジュールって、
どうなってたっけ~??
↑心配しなくても月曜は大体空いてますよ(^^;


相葉ちゃんの背中を見送った俺は、
気が付いたら廊下をスキップしてた。


良かった~♡

38歳の誕生日、ひとりぼっち…
なんてことにならなくって。

相葉ちゃんに感謝だな~♪



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