第39章 『大切な日には』 【大野智BD記念】
【大野】
今日俺はOFFだ。
何なら昨日もその前もOFFだった。
明日からはまた仕事だし、
↑当たり前です!!
木曜日には福岡飛ばなきゃだから、
束の間の、まあ言うなら
『戦士の休息』つ~、やつだ!!
誕生日だしさ…( ◠‿◠ )
マネのやつ、気~使ってくれたんだな(^-^)
↑いや、そうでもない…(^^;
昨日は、張り切って釣りに行ってきた。
まあ、釣りに行くときは、仕事と違って
大抵は張り切ってるけど、
昨日はいつも以上に!!気合が入っていた。
なぜなら、今日が『大切な日』だからだ。
昨日は奇跡的に、マグロが釣れた。
1mを越える大物だ!!
流石!!俺~、もってるぜ///
こんな大切な日に、思った通りの大物を釣り上げる///
いつもなら、釣り仲間にマグロを持った笑顔の写メを送り付けるところだけど。
今回だけは我慢した。
『大野さ~ん、食べさせてくださいよ!』
何て言われたら困るから…
この大物は、俺の大切な日のために使いたいからだ!
申し訳ないけど、
そこそこの付き合いのやつにはやれね~んだ。
俺は、朝から、気合を入れてマグロをさばいた。
刺身はもちろんのこと、漬けにユッケ、
カルパッチョに叩き。
生が食えねえ、なんていう我儘なヤツのために
ソテーや竜田揚げも作った。
もう、朝からやって、
夕方近くまでかかっちまった。
こんなに頑張って料理したことは、
今まで一度もない。
我ながら、完璧だ。
稀に見る、パーフェクト…
もう、自分で自分を褒めてやりて~ぜ///
こんなに俺が頑張ったのは他でもない。
全ては、今日、これから迎えるお客人のため。