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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第38章 『はじめのいっぽ』大野×櫻井、相葉×二宮



翌日、智くんと二人で朝ご飯を食べに行くと、
相葉くんが走り寄って来た。

すげ~勢いで走ってきたくせに、
俺と智くんに掛けた最初の言葉は、

「あ、翔ちゃんとリーダー、居たんだ~」
だった……( ̄▽ ̄)

見え見え過ぎるだろ?


「ゆっくり眠れた?」
智くんの言葉に、
「うん!!もうぐっすり!二人は?」
と…
考えによっては、いきなり核心に迫る質問をブッ込んできたけど。

本人は全くそんなこととは思ってないらしい。

「俺達も、ぐっすり眠れたよな~♪」
「うん…」

『俺達』っていう言葉に、ちょっと顔が熱くなる。


バイキングの料理を皿に取りながら、
相葉くんはチラチラ俺を見る。

(。-`ω-)

分かってるって…あなたの聞きたいことは…

でもさ。
こんなことろでする話でもないし。

それに、智くんがすぐ側にいるしね…


流石の相葉くんも、うずうずしながらも、
何も言ってはこない…

それに少しほっとしながら、
俺は朝食をチョイスして、智くんの隣に座った。


「翔ちゃん、そんなに食べるの~?」

智くんは笑って俺を見ている。

その笑顔が、優しく俺を包んでいる…

「だってさ、食べないと、もたないじゃん!」
「んふふふ、まあね~…」
「初日…頑張ろうね!」
「うん…翔ちゃんが一緒なら、俺、頑張れるよ!」

もう~///そんな歯の浮くようなセリフ、
言うようなキャラじゃ、ないでしょう~…

そう思いながらも、
嬉しい俺は、俯きながらニヤニヤしてしまう。

顔を上げると、対面に座った相葉くんと目が合った。


あ……

ニヤけてるの、見られちゃった…(*ノωノ)


するとそこに、『The.寝起き』って感じのニノがやって来た。

相葉くんの隣に、当たり前の顔して座って、

「おはよ~…朝からみんな元気だね~」
と笑った。


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