第38章 『はじめのいっぽ』大野×櫻井、相葉×二宮
電話は、相葉くんだった。
『翔ちゃん、どう?』
「うん…今風呂入ったとこ」
『風呂!?じゃあ…その…スルの?』
……(。-`ω-)スル、とかって///
生々しいわ///
『翔ちゃんたちの部屋に、助けに行ってあげようかと思ったけど…邪魔になっちゃったらイケないし…』
「あ~、ありがと…でも、大丈夫、だよ」
『そっか…頑張ってね!』
頑張ってとかって、まだ分かんないよ~
智くんが、どういうつもりでいるのか、
全然分かんないし…
シ、シ、シよう、とか言われたわけでも、
……ないんだし…(-ω-)/
「がんばるって、分かんないけど…
そっちは、どうなんだよ?ニノと…」
『うん…さっき部屋に入る時、
じゃ、相葉さん、また明日ね!…って、言われちゃったからさ~、とてもじゃないけど、突撃できないよ~』
そっか…
そうだよな~…ニノ、先に予防線張ったかな?
まあ、俺だってさっきまで考えてなかったよ!
その時…風呂の方で、智くんが出てくる気配が。
「じゃ、また明日!」
『うん!あ~///なんか俺まで緊張するよ~!』
そう言って、相葉くんは電話を切った。
………もう~///緊張するとか言うなよ~
折角平常心を保とうとしてるのに!!
「お待たせ🎵」
背中から、声を掛けられて、
俺は一瞬、撫で肩をグッと緊張させた。
↑肩が撫でていることはこの際関係ない…(-ω-)
「俺もビール飲もうっと」
智くんが冷蔵庫からビールを出している間、
俺は突っ立ったまま、じっとその姿を見つめていた。
「どうした?座ろうよ…」
そっか…座ればいいんだよな~
………ダメだ、俺///
もう、テンパってて( ̄▽ ̄)
先にソファーに座った智くんが、
ポンポンと、自分の隣に座れ、と…
笑顔で俺を誘った。