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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第38章 『はじめのいっぽ』大野×櫻井、相葉×二宮



俺はびっくりして言葉が出なくて……

相葉くんとニノも、顔を見合わせている。

「それが~…今回は~…ダブル、なんです」

言いにくそうにマネが言った。


ダブルってさ///(≧▽≦)



『ダブル』っていう思いがけないWordに、
一瞬怯んだ?…怯んだかに見えた智くんは、

「ダブルだって構わないよ~?寝るだけだし!
ね!翔くん!!」

ねっ、翔くんって…

「…うん…俺も別に、構わない、けど…」

あ―――っ///やっべ///
俺赤くなったんじゃね~?

これじゃ、変なやつじゃん!!

「ほら、こんなことろでもめてる訳にはいかないから、カードちょうだい!」


着いて来たホテルの支配人にも、申し訳ないくらいに何度も頭を下げられ、俺と智くんは同じ部屋に入った。

真ん中にでっかいベッドが鎮座していて、
また赤くなりそう(〃∇〃)


マネに食事の時間とか聞いていると、
さっきの支配人がすっ飛んで戻って来て、

狭い部屋じゃ申し訳ないから、と、
スイートと交換してくれた。

『いいですよ~、気にしないでよかったのに』
なんて言いながら、スイートルームという言葉の甘さに、何だかドキドキした。

だってなんか、新婚旅行みたいじゃん(≧▽≦)


慌ただしく部屋を移動してみて思ったのは……

さっきのダブルの方が良かった、かも。

だって、広くて……
ベッドも二つ並んじゃってるし…

すげ~ちゃんとしたソファーも完備で…

智くんが、
『俺はこっちで寝るから、大丈夫だよ』
なんて、言いそうで(*´з`)


「なんだか、申し訳ないですよ~、部屋まで変えてもらってしまって…さっきのところでも…」

試しにそう言ってみたけど、智くんは、

「すげ~!!翔ちゃん、夜景が超綺麗だよ~!!」

なんて……
もうすっかりこの部屋の主になる気でいた(^^;


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