• テキストサイズ

風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第38章 『はじめのいっぽ』大野×櫻井、相葉×二宮



リハーサルは順調に進み…
まあ、細かい問題点や改善点も見つかったから、松潤は帰りが遅くなりそうだな〜(^^;

俺たちも打ち合わせに参加するけど、
それは形だけって言うか。

松潤に任せっきりで
知らん顔してる訳じゃなくて!
↑ここ重要!

ここへ来て、たくさんの意見は、最早要らない。

松潤が観て変えた方がいいと思ったものは、変えるべきだって、俺たちは思ってる。

今までもそうやって来て、
一度も不満を感じたこともないし、
納得がいかないと感じたこともない……

俺たち4人は、この事に関しては、
彼に全幅の信頼を寄せているんだ。


ということで。
長い前置きがあったけど、

俺たち4人は、一足先にホテルに入った。


ホテルは札幌駅から直結のタワーホテル。

言われるままに、地下駐車場から、速攻でエレベーターに乗り込んだ俺たちは、上の階を目指す。

他の宿泊客との接触を避けるためだ。


俺達は直ぐに部屋に入ってくつろぐ。

……のはずが…

フロントでスタッフがホテル側と揉めている、
と言う事でなかなか部屋に入れない。

どうしたっていうのかな~??

俺たち4人が顔を見合わせていると、
暫くしてマネがカードキーを持ってやってきたが、なんだか浮かない顔。

理由は、ホテル側の手違いで、俺達の部屋が同じ階に4部屋しか確保できていなくて、
一人だけ下の方の階になるとのこと。

あ~、それで時間かかってたんだ。

まあ、別に部屋なんか何だっていいから、
『俺が下でいいよ』って、そう言おうとした。

その時。

「俺と翔ちゃんが、一緒でイイよ」
「…(えっ??嘘!)…」

そう言った智くんの顔を見た。

智くんは、
「どうせツインでしょ?だったら一緒でイイから。
デビューしたばっかの頃は、いつも一緒だったし…」

涼しい顔してそう申し出たんだ。


/ 999ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp