第38章 『はじめのいっぽ』大野×櫻井、相葉×二宮
「札幌、頑張ろうね!」っと…
bubu bubu…
スマホが震え、LINEのメッセージを確認した翔ちゃんが、びっくりした顔で俺を見た。
…そう。
今のLINEの送り主は俺(^^;
隣の席のメンバーに、当たり障りのないLINE送る。
しかもグループにじゃなくて、翔ちゃん個人に。
『うん!頑張ろう!!』
戸惑いながらも、翔ちゃんは直ぐに返信をくれた。
よし!!聞いてみよ~っと♪
「リーダーとチュウしたって、どこでしたの?」
翔ちゃんはまた驚いたような顔をして俺を見た。
俺は翔ちゃんの視線を感じながらも、
知らん顔でスマホの画面に視線を落したまま。
『居酒屋』
暫くして、そう一言、返信が来た。
「!!!!」
今度は俺が翔ちゃんを見た。
でも翔ちゃんは、気付かない振りでスマホを弄っている。
でもさ……
耳が赤いの、俺、見逃してないからね?
よ~し!!
追いつめちゃる!!
「居酒屋って、どうしてそんなとこで?個室?」
『個室』
『帰り際に急に』
「リーダーの方から??」
『そう』
またしても翔ちゃんを見た!
でもやっぱり俺のことは見ない。
「どんなチュウ?」
この間、俺のチュウを中学生以下と、笑った翔ちゃんだもんな~、聞いてみなくっちゃ(*^^)v
………
なかなか返信くれない…
ってことはさ…?
『深いヤツ』
マージーかぁーーーっ///
「舌絡め合って、ベロベロしたの??」
↑言い方っ///(*ノωノ)
『した』
『もう、いいだろ~?』
マジ??そんなヤラシイヤツ、したなんて!!
良くない!!
大ちゃん、やるときゃ、ヤル男だったんだな~!
「その後は?チュウだけじゃないでしょ??」
『それだけだよ』
だけ!?
……まあ、居酒屋だしな~
それ以上があったら驚くよな(^-^;