第38章 『はじめのいっぽ』大野×櫻井、相葉×二宮
【翔】
キツキツのツメツメで、俺達はいよいよ本番に向けてまっしぐら…
それぞれが躍る顔も真剣そのもの。
午前中から始まったリハーサルも、
気付けばもう夕方の6時を回っていた。
今日の上りは、何時だっけ??
流石に疲れたな~…
なんて思っていた時。
ドリンクを飲む俺のところに、智くんがやって来た。
「翔ちゃん…今日、ご飯でも行く?」
「えっ?俺と??」
「うん…ダメなら…」
「いくいくいく!!」
注:変なビデオのクライマックスではありません…
「ふふっ、じゃ、決まりね!もう少しだから、頑張ろ!」
「お、おう…」
………誘ってくれた…智くんが、俺を…
俺のことを、ご飯に誘ってくれた!!
↑何で2回言った~?ww
マジか、マジか、マジか///
『付き合おう』の後、あんなに素っ気なかったのに…
もう俺は、踊り出したいのをグッと堪えて…
↑何なら、もうかなり、踊ってますけどね(^^;
「よ~し///やるぞ~!!!」
大きな声で気合を入れた。
「お~!翔ちゃん、張り切ってるね~」
俺の一言に、
みんなもそれぞれ笑いながらも気合を入れた。
それから1時間が過ぎる頃、漸く今日のリハは終った。
松潤は残ってスタッフと打ち合わせがあるみたい。
俺は、チラチラ智くんを見る。
まさかとは思うけど、さっきの事
忘れちゃったなんてこと…
「翔ちゃん、行こうか?」
「うん!!」
///よかった~(≧▽≦)覚えてたんだ!!
↑当たり前です!
俺は、バックを肩に担いで智くんの後に従う。
ちらっと、相葉くんを見ると、
俺に向かって、拳を作って見せた。
頑張れ、って…そう言う事なんだろう。
彼の期待に応えられるとも思えないけど、
俺も腰の位置で拳を作って合図した。
あまり期待しないで欲しいけどね…(^^;